
ゼミ概要
川端ゼミ
「リージョナル・マーケティング(Regional Marketing)」をテーマとしています。リージョナル・マーケティングとは、「地域」や「空間」あるいは「場所」の視点から、流通やマーケティング活動を考える領域です。
たとえば、商品を売ろうとする場合、「どのような地域(市場)」で売るのかは非常に重要な問題です。日本で売るのか中国で売るのか、東京で売るのか沖縄で売るのか、によって、同じ商品でも市場価値や売れ行きが大きく変化することは想像に難くないでしょう。日本では爆発的にヒットした商品でも、上海で同じように売れる保証はありません。
小売業の店舗の場合も「どこに出店するのか」という立地(場所)の問題が売上げを左右します。同じコンビニでも、駅前なのか、小学校前なのか、住宅街の中なのかによって、売れる商品の種類や売れ行きが大きく変化します。 また、私たちは「場所」によってお金の使い方を変えています。たとえば、神戸でも三宮駅前の繁華街と、旧居留地のブランド街と、南京町の中華街とでは、買う商品や食べるものが大きく変わることでしょう。つまり、それぞれの場所には「意味」があり、私たちはその「場所が有する意味(場所性)」に応じて場所にふさわしい消費をしているのです。
さらに、たとえばファッションの店の場合、1軒だけポツンと立地しているより、20~30店が1カ所(ショッピングセンターなど)に集まって立地している方が、集客力が増すことは明白です。同じファッションの店が集まると、競争が激化するようにも思えますが、各店舗がターゲットとする客層を絞り込んで品揃えを専門化させることで、顧客の多様な欲求に応えることができ、より多くの集客をはかることが可能となります。これが、商業集積の問題です。
活動内容
このゼミでは企業とのコラボレーションによるマーケティング研究(Mラボ参加)か、商店街の研究を行います。まず、Mラボは企業から出された「具体的な課題」に対して解決に向けた調査・研究を行います。歴代は酒造メーカーの「剣菱酒造」や子供服メーカーの「ファミリア」などとコラボしました。
商店街調査は、にぎわいが衰退している商店街について「まち」としての今後の方向性を検討します。商店街を活性化させるための実行可能な具体的な案を考えたり、実際にどの程度衰退しているのか数値として示すなどの画期的な調査を行います。
また実際にみんなで様々な場所を訪れて巡るフィールドワークを行います。そこにはどういう歴史があるのか、どんな雰囲気なのかを体感し、その地域についての知識を深めます。